あれ?田舎のカラオケ屋のお姉さんが客と突然いなくなったの巻

コラートの田舎のカラオケ屋に遊びに行ったときの話をします。経営する中年夫婦と接客する30代のお姉さんが1人という何の魅力もないカラオケ屋です。でも田舎では唯一の遊び場なのです。

BNE11071800


たまに行く田舎のカラオケ。その日も、ボクは仲間と酒を飲みカラオケを楽しんでいました。忙しいのだろうか?接客のお姉さんアップルちゃんは愛想悪く、接客態度も良くない。バンコクではありえない状態です。しかし、ここはタイの田舎。女性がいるだけで華なのでしょう。じつは良い接客だと、自分に好意があると勘違いする田舎男も多いようですよ。

ボクがコラートの英雄ミュージシャンLOSOの歌を数曲歌っていたら、1人で飲んでいたタイ人青年セック君が、ボクのところへやって来ました。日ごろの疲れを癒しにココへ来て、酒に飲まれている。不潔で格好が悪く、異性にも同性にも相手にされないようなイケてない雰囲気が漂う、そんな20代前半の男です。

「俺、LOSOが好きなんだよ。あなた、日本人?上手いね。感動したよ。」 いい気分になったボクは彼と仲良くなり、音楽の話で意気投合してしまいました。途中、彼はアップルちゃんと2人で、なにやら話しをしていました。常連の客なのでそこそこの対応をしているアップルちゃん。

BNE11071801

少したって、セック君は外へ出てい来ました。トイレへ行っのだろうか?それにしても中々戻ってこない。酒によって吐いているのだろうか?  あれ?アップルちゃんの姿も見えないぞ・・・

経営者のおばさんに聞いてみました。「セック君、どこ行ったの?トイレ?」「彼は飲み過ぎて、帰ったよ。」「そうなんだ・・・」 それなら、俺に挨拶ぐらいして行けよ!と、タイ人の常識なさを感じていました。

すると、トイレの奥(木の茂った林のような場所)からセック君とアップルちゃんが出てきました。 おばさんは、何かを隠すためにボクに嘘をついたことが分かりました。

セック君はボクの所に来て、酔っ払ったので帰ることを告げて、さっさと帰ってしまいました。別れはそっけないものだw アップルちゃんも何事もなかった顔で仕事を始めています。他のタイ人の客はその怪しい行動に、誰も気がついていません。この怪しげで秘密な行動に、反応してはいけなかったのでしょうか?

その後、ボクも誰にも何もつっこんだ話はしませんでしたが・・・おそらくアップルちゃん、田舎のイケてない男達のための観音様だったのでしょう。

TEXT BY 隊長 ラチャダー村岡 @bkkmidnight

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です