タクシン元首相支持派「反独裁民主統一戦線（ＵＤＤ）」は４月１０日にバンコクの民主記念塔前で大規模な集会を開催した。昨年起きたタイ政府の治安部隊との紛争からその日がちょうど１年。忘れてはならない悲劇、ロイター通信日本支局のカメラマン村本博之さん（当時４３歳）が銃撃で亡くなられたのもこの紛争のときである。民主記念塔につながるディンソー通りの村本博之さんが亡くなられたとされる場所にはバラの花が奉られていた。
村本博之さんの死亡の経緯は解明されていない。今年２月には治安部隊による銃撃はないという調査結果を公表していて、そうなれば赤シャツ隊による銃撃ということになるとらえ方も出て来ることになる。私もこの集会に訪れ、赤シャツ隊数人に村本博之さんの死亡について聞いてみたところ、タイ軍隊（治安部隊）が銃撃したのだという声しか聞かなかった。村本博之さん死亡でタイ軍隊に対して怒りを挑発的にPRするデモブースもあった。
今回の集会演説では村本博之さんの死亡については発言していないようだ。真相が解明されるのかどうか、まだまだ時間はかかりそうだ。
この集会は１万以上のタクシン派タイ人が集まった。私も訪れてみましたが。屋台も多く出店していて、同志達とのコミニュケーション、ストレス解消、単なるお祭り気分で参加している人も多く、彼らにはゲリラ的危険性はないと感じました。
関連サイト：４月１０日、村本博之さんを追悼してきました ＠気ままに暮らしタイ
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