タイにあるこのサニトラ的なピックアップトラックはその本家サニトラとは違います。『ウイングロード』という名前、でも日本の日産ウイングロードとも違うんですよ!
実はこのトラックは、日本で商業車としておなじみの日産ADバンY10型のピックアップトラック仕様なのです。
1993年からタイで販売されて、すでに生産は終了しています。排気量は1.5Lと1.6Lだったと思います。そのへんの詳細未調査です。
荷台に荷物や人を詰めるからという理由でタイの田舎ではピックアップトラックが人気です。
近年ではISUZUのD-MAX、TOYOTAのHilux Vigoなどが人気です。ラインアップが充実しています。パワー重視のガソリン仕様、経済的なディーゼル仕様、2キャブ仕様でも車内5人以上乗車可能などなど。
この”ウイングロード”は2シーターで排気量も少なく荷台も小さい。タイではちょっぴり実用的ではなかったようです。実際のところは若者達が好んで走り屋仕様にして乗っているのをよく見かけました。 タイ人の友人が10年くらい前に走り屋仕様にして乗っていました。
遊び心がある昔の日産魂が潜むおもちゃカーでボクはかなり好きです。ちなみに僕も以前は”走り屋”!自称ですがww
走り屋仕様で車高が低い!”ADVAN RZ”のステッカーが妙に早そうな感じ ノンカーイで発見した”ウイングロード”
25年くらい前の日本の走り屋達が好んで乗っていたトヨタのAE86レビトレ、KP61スターレットや三菱ランタボ。タイの田舎の走り屋は、この時代に似ている感じがします。この”ウイングロード”はADバンなのでFF駆動方式と思われ、だとするとFRからFFに変わり始めた、AE92レビトレ、ホンダシピックあたりの時代かもしれませんね。
イサーン地方でもタイ国道2号線から離れたチャイヤプーン県などには峠道が存在します。日本では峠道に猫(キャッツアイ)や凸凹などを付けて走り屋規制していますが、タイの田舎ではそんなものはありませんね。
チャイヤープン県バスターミナルからノンブアデーン市へ向かう途中の峠道
今では安くなっているタイの”ウイングロード”を購入して足回りやマフラーを弄って深夜の峠で走りたいですね。タイ人の走り屋にクラゲ扱いされない程度にw
TEXT BY 隊長 ラチャダー村岡 @bkkmidnight
車好きな方へ こんなサイトを作りました『亜細亜ノスタルジー車博物館』よかったら見てください。
参考:
タイ日産 -Weblio辞書
日産・サニートラック -Wikipedia
日産・AD -Wikipedia
日産ウイングロード(タイ版) -J’s Tipo
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定価:¥ 3,570
新品最安価格:15%OFF ¥ 3,000 (2店出品)
ブランド:エブロ
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by 通販最速検索 at 2012/12/17
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