2011年5月12日、ビジネス ソフトウェア
アライアンス(BSA)は、2010年における全世界のコンピュータ・ソフトウェ
ア(PCソフト)の違法コピーによる被害状況をまとめた「第8回BSA世界ソフトウェア違法コピー調査」の結果を発表しました。
日本の違法コピー率は、アメリカ、ルクセンブルクと同値の20%で、低コピー率として世界1位。喜ばしいこととなったが、違法コピー損害額は10位で1624US$(1431億円)とかなり高額です。ちなみにアメリカは1位で9515US$(8382億円)です。低違法コピー率にもかかわらず、先進国で損害額は桁外れに高いのに驚きです。
タイではPCソフトの違法コピー商品(海賊版)を、パンティッププラザをはじめMBKやいたるところにあるIT系ショップで見かけます。タイの違法コピー事情は凄いものを感じます。違法コピー率73%、でも、損害額は世界17位の777US$(684億円)なんです。
損害額に関しては、元々PCソフトの価格が安いのが関係しているのですね。でもタイでは家庭で使用しているPCソフトのほとんどが違法コピーじゃないの?果たしてBSAの調査では、これのどこまで把握できているのだろうか?
日本ではマニアくらいしかやらない事ですが、タイでは普通にPCショップでディスクトップPCを購入しようとすると組立式のモノになります。Windowsの
DVD(またはCD)を必要な場合は別途料金が発生するが、入らなければ、PC本体の価格だけとなります。要するに、Windowsと多数のPCソフトは無料ということです。
ショップでも犯罪意識なく堂々と販売しているし、買う方もあたり前のように買っています。タイの友人に聞いたところ、「WindowsってPC購入したらついてくる無料ソフトじゃないの?」だって。 だいたい正規PCソフトってどこにあるの?
でも、これがタイの音楽であると著作権侵害の意識があるようです。
ソース:2010年のソフトウェア違法コピー、日本の損害額は1,431億円 by BSA
TEXT BY 隊長 ラチャダー村岡 @bkkmidnight
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