バンコクのタクシーと51THBの金銭トラブルの末、アメリカ人殺される!

2013年7月6日の晩、バンコク・スクンビット・ソイ83で、タクシー料金金銭トラブルが原因でタクシー運転手にアメリカ人男性が殺されました。

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ソースはタイテレビ3チャンネルのニュースです。


2013年7月6日の夜、大型ショピングセンターのセントラル・バンナーからタクシーに乗ったアメリカ人男性1人がスクンビット・ソイ83付近で、タクシーのメータが早く稼働していると感じて、運転手に文句を言いました。
アメリカ人「なんで料金が高いんだよ。」
タクシー「目的地まで行かないのなら降りてください。」
その時の料金は51THBでした。

アメリカ人は乗降して、料金を払わずに持っていたコーヒーを運転手にぶっかけたのです。

キレた運転手は後部トランクから刀を取り出し、アメリカ人男性をメッタ斬りにしてました。運転手は、死体をそのまま放置して、再びタクシーに乗って朝まで仕事をしていました。朝方、部屋に帰宅したところを逮捕されたようです。

テレビでは報道していませんでしたが、バンコクの至る所に設置してある防犯カメラがアメリカ人のタクシー乗車を捕え(撮ら)えていたのでしょう。

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タイテレビ3チャンネルでは警察と犯人で現場検証をしている動画が移されていました。実際犯行に使った凶器は大型の刀ですが、現場実証では鉄パイプでした。タイのタクシーの運転手はトランクにそんなヤバいモノを隠しているんだな。日本にチンピラの木刀なんか目じゃないですね。

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一緒にテレビを見ていたタイ人お姉ちゃんに聞いたところ
「タクシーはみんな持ってるよ。いざという時に必要だから」だって。

ちなみに、タクシーの料金メーターは未改造で普通に稼働していました。アメリカ人の勘違いだったようです。たった51THB(約160円)でアメリカ人男性は異国タイ・バンコクで尊い命を落としてしまいました。短気なアメリカ人男性だったのか?それとも日頃から悪質なタクシーに頭がきていたのか?悲しい結末でした。

この事件を知ったきっかけは隊員O101氏が僕にメールを送って来たことからです。
「昨晩、タクシー運転手にアメリカ人が殺されましたよ。隊長も気をつけてください!」
僕が深夜探検中にタクシー運転手とトラブルになっていることが度々あったので、心配して送ってきたのです。

僕と一緒にテレビを見ていたタイ人のお姉ちゃんもバンコクの悪質なタクシー運転手には頭にきていました。外国人が感じるバンコクのワーストNo.1はタクシーの行為と以前発表されていました。テレビでもこの報道の最後に、現場検証中の犯人に罵声を浴びせた女性が写されていました。

バンコクのタクシー、悪質まではいきませんが気分を害するタクシーは数多いのは確かです。これもバンコクの特徴の1つと思って我慢しています。だから僕はバンコク内の移動はなるべく鉄道やバスを使っています。最近では、僕は悪質タクシーに出会ったら、そこまでの料金を払って途中で降りるようにしています。逆らえば逆キレされてトラブルに巻き込まれる恐れがあるから。

TEXT BY 隊長 ラチャダー村岡 @bkkmidnight

まっぷるタイ・バンコク'14 (マップルマガジン)
まっぷるタイ・バンコク’14 (マップルマガジン)

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