先月からタイへ来ていますが、バンコクに滞在していて、まだコラートへ帰っていません。妻の怒りが本格的になる前に帰宅することにしました。イサーン地区まで続く国道2号線をバスで向かいます。コラートの途中にある大きな湖”ランタコーン湖”を過ぎたところでこんな看板?標識を発見しました。
ภู-ชม-ดาว (プー チョム ダオ)って、なんだ?星の近くまで行けそうな内容の標識ですね。かなり興味を持ったので、行ってみることにしました。
翌日、妻のバイクを借りて標識のあった場所へ行きました。国道2号から19kmと記載されています。田舎道を走ること30分、まだまだなのか?本当にこっちで良いのだろうか?と不安になってきました。例の標識が出てきました。よかった。分かれ道にはこの標識があるようです。
そろそろだろうという場所に大きな垂幕の看板と標識がありました。目的地はภู-ชม-ดาว (プー チョム ダオ)という名のリゾート地のようです。標識はさっきの星に向かっている矢印とは違うぞ。道しるべも兼ねているようです。その先を左に曲がればよいのだな。でも道は舗装道路でなくなり、赤土の畑道です。不安だな・・・
迷わなかったですが、50分は走ったかな、やっとのことで着きました。んっ?入口が閉まっているぞ。まだオープンしていないのだろうか?工事車両もあったりして、リゾート開発中のようですね。
綺麗な写真の垂幕看板なのに・・・よーく見ると、3DCADで描いたCGではないか。ヤラれた!
リゾート地は有刺鉄線で囲われています。その横に路面がぼこぼこな状態の側道がありました。ここまで来たんだ、この側道を行ける所まで行って、記念に開発途中のリゾート地の写真でも盗み撮ってやろう!オフロードなロードを進みました。
200mくらい行くと側道は行き止まり、広場がありました。リゾート地にある別荘のようなおしゃれな家がありました。広場の先は崖になっていました。家の前でご飯を食べているタイ人がボクを見ています。
「ここはリゾート地ですか?」 「リゾート地は隣。ここは違うよ。」
「いつリゾート地はできるのですか?」 「近々みたいだね。」
隣を見ましたが、まだ全然出来ていない感じにも思えるのだが・・・
訪れたところは私有地なのだろうか?公園予定なのだろうか?ちょっぴりタイ語がわからなかったですが、
「写真をとってもいいよ。見ていっていいよ。」と許可をもらいましたので、遠慮なく調査しました。
崖っぷちには大きなバルコニーがあり、そこから景色を見下ろせるのです。夜になると星を眺めることもできるのですね。目的のリゾート地はまだ未完成でしたが、”星を触れる山”にはたどり着けました。
ภู-ชม-ดาว (プー チョム ダオ)とは”星を眺める山”という意味でした。標識を見て”星を触れる山”と勘違いしてしまいました。コラートの田舎って、夜は真っ暗でどこで見ても星がとても綺麗なんですよ。ここで星を眺めたら、なんだか星に手が届きそうな気もしますね。
20代の時に、湘南平で星と夜景を眺めながら女の子に告白したことを思い出しました。ここにタイのお姉さまを連れて来れば、きっと、いい感じになれるねw
TEXT BY 隊長 ラチャダー村岡 @bkkmidnight
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