英国紳士に学ぶお姉さまの口説き方 inノンカーイ

定期的にタイ観光ビザを取得するためにラオスへ訪れます。昨年12月、その帰りにラオスとの国境の街ノンカーイに立ち寄った時の話です。

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ノンカーイのメコン川沿いにはゲストハウスと数軒のバービアが集まるエリアがあります。


ここに寄った理由があります。以前、ノンカーイで仲良くなったラオス人娼婦がいるかもしてないと思ったからです。定期的に電話連絡していたのですが、携帯電話を盗まれてしまい連絡出来なくなってしまいました。行けば、会えるかもしれないという考えで立ち寄ってみました。

数軒のバービアで彼女のことを聞いてみましたが、「先月来ていたよ」ということでした。そういうことで、一人淋しく、ゆっくりした年増の多いバービアで飲むことにしました。

バーで、30代後半のお姉さまと話しながら入口付近でジントニックを飲んでいたら、裕福そうなファラン(西洋人)がやって来ました。彼はボクと話しているお姉さまがお目当てのようです。そのお姉さまを横に座らせ一杯飲ませます。

「ハイ! How are you ?」いきなり声をかけられたました。「I’m fine.」と笑顔で返しました。その後も、なぜか彼はボクに話しかけてきます。ボクも暇だし、ちょうど良かったので、相手をすることにしました。彼は今晩、この周辺を数軒飲み歩いてい来たほろ酔いなイギリス人でした。本日、この店は2回目の訪問です。

1杯目のジントニックが飲み終わると、注文しないのにジントニックが出てきました。彼がボクの飲み物をご馳走してくれたのである。やることがキザであるが、嫌な思いはないですね。お姉さまを横取りしたという詫びも兼ねてなのだろうか?ボクはそのお姉さまを狙っていた訳ではないので、気にする必要はないのだが。このイギリス人、レイトン教授のような英国紳士の気配りです。

イギリス人って自分から話かけてこない性格の人種と認識していましたが・・・彼は違うのかな?それとも今日が特別な日なのかな?それにしても陽気なイギリス人です。一緒に来た友人のイギリス人がヘタレで部屋に帰ってしまい、満喫出来なく、偶然会ったボクと楽しく飲もうということのようです。
「君は素晴らしい。英語も綺麗だし、話すときに人の目を見て話す。」
「私にはタイ人の妻がいるんだが、今日は妻に内緒なことをするんだw」

「ボクも奥さんはタイ人ですよ。ボクもたまに内緒なことを・・・w」 「気が合うね!」 かなり気に入られました。

ジントニックが終わると、次のジントニックが出て来ます。彼はお姉さまの飲み物にも気が配っています。お姉さまを含め、3人で話しをする展開にとなりました。ボクは、イギリス人の話を聞いたり、英語があまりわからないタイ人お姉さまの通訳にもなったり。これだけご馳走してもらっているし、お役に立てるところは立たないといけない義務感が出てきて、駐在員のような接待の動きにw

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「この女性、ミーさん(仮名)をどう思う? いい女性でしょ?」
「そうですね。おしとやかで、女らしいですね。」
「そうでしょう。良い女性なんだよ。」
余り理解できていないお姉さまにタイ語で伝えると、恥ずかしそうな顔をしました。彼はそれを見て満足げな顔です。

「今日は、彼女を連れて帰るつもりだ。」
「女性を選ぶセンスが良いね。夜は楽しめそうだね。」
「わかってるな。」
こんな感じで彼はボクに、この女性をベタ誉めアピールして来ます。お姉さまもコレだけ良い女と言われたら悪い気持ちにはならない、いやとても良い気分になっています。

「私はそろそろ行くよ。もい一杯飲んでゆっくりしていってくれ。」
「ありがとう。」
「ありがとうね。」
「良い人に出会えてよかったね。」 「はい。」 満足そうな笑顔で2人は店を後にしました。

バービアでペイバーすればとりあえず連れ出せて、1500THBくらい払えばプレイできるのに、これだけの演出をするイギリス人。朝までロングで楽しむにはお互いの気持ちがあってなのですね。英国紳士に学ぶこと多し!

TEXT BY 隊長 ラチャダー村岡 @bkkmidnight

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