解っていたのに騙された！タイ人女性で人生駄目にする前に

タイにいると、タイ人女性に騙され貯金を使い果たしてしまった日本人の話をよく聞きます。タイ人女性と結婚して、人生が良くなった話はまったくと言っていいほど聞きません。でも、幸せになっている人も多いと思いますよ。ボク自信は・・・どっちなんだろう・・・

どの世界でも人が失敗した話を喜び広めたくなるというのが人間なんでしょうね。今回はボクが会ったり、聞いたりした心配な方々のお話です。

タイで暮らすと腹を決めてタイへ来られた方なら誰もがタイ人に騙されないように注意しているでしょう。しかし、結果はヤラれてしまっているのです。

億単位の貯金を持った日本人男性が、タイへやって来て2年間で数人の女性に騙された話を聞いたことがあります。彼は知合った女性を援助していました。生活費だけではなく、車や女性の実家建替え費まで出してしまったそうです。知合って数ヶ月の女性にそこまでしてしまうとは・・・愛だったのでしょうか？　ある日、彼女の携帯電話が通じなくなったことで、騙されていたことを悟ったのでした。

タイ語や英語が話せない日本人がタイ人女性と知り合えるきっかけは、バービア、カラオケやゴーゴーバーといった観光客相手の水商売のお店です。

そこで働く女性は一攫千金を夢見ているお姉さま達がほとんどです。お色気殺法や魔法を使って、外国人男性を騙すのはお茶の子さいさいでしょう。金払いが良いお客を自分の”良客”にしたというのが、水商売をやっていくための基本ですから。

飲み物を要求してきたら拒まず飲まし、他のお姉さまにも拒まず飲ますなど、小さな振る舞いでもお姉さま達は重要視して見ていますね。金払いの良いお客だと感じたなら近寄ってくるお姉さまはたくさんいます。（こういう女性は一般的にウケる美貌を持ち、ケチな客だと判断すると、巧みに去っていくプロです。）ペイバーされてベットで一夜を過ごすくらいはお安いことです。

今年4月、ボクが深夜探検でノボテル･サイアム･ホテルの地下にある怪しいディスコCM2へ行ったときの話です。早い時間だったため、まだ開店していなく、帰ろうと店の前にいたら、タクシーで60歳過ぎの日本人男性（おじさん）がやって来ました。彼は雑誌『Gダイアリー』をバイブルにして、最強マップに記載されてある外国人向けのディスコを転々と遊び歩いている心若きおじさんでした。

ボク｢まだ、ディスコやってませんよ。｣
おじさん｢あっ、どうも。日本人の方ですか？遊びに来れれたのですか？｣
｢はい。でも、やっていないから、他のお店へ行こうかと思って。｣
｢そうですか？タイは長いのですか？｣
しばらく世間話が続きました。

おじさんは、定年を迎え退職金を持って、第二の人生をタイで過ごそうと思い、視察的意味もふくめて1ヶ月くらいタイへ遊びに来られた方でした。英語は片言、タイ語は話せないと言っていました。言葉は丁寧で、サラリーマン時代は役職をされていた風格の方だと感じました。

｢昨晩、タイ人女性と一緒にいた日本人男性の方とレストランでお話しました。日本とタイを行き来しているようで、何やら怪しそうな方でしたね。女性も愛人のようで、日本でも家庭を持っているようです。私が思うには、彼は女性に騙されている感じがするんだよね。　退職金とこの先貰える年金で、タイで暮らしたいなと思っています。　じつは、私は妻を病気で亡くし、今は一人身なんです。だから、遊んでも文句は言われないんです(笑)。タイで新しい恋でもしようかな・・・と思っているんです。｣
タイ人女性に騙されないよう注意しているようです。奥さんは亡くなられて、これから二回目の恋もしてみたいという気持ちが隠しきれない方でした。

ボク｢これから日本人が集まるバーへ行くんですが、一緒にどうでしょうか？｣
｢そこのお店は、女の子を連れ出せるの？｣
｢それは出来ないです。でも、在タイ日本人達のお話がいろいろ聞けますよ。いろいろ情報も入りますよ。｣
｢私は女の子と知合って、タイにいる間、ずっとガイドをしてもらいたいんですよ。だから、今回はやめときます。｣
そこで我々は別れたのです。騙される要素満載のおじさんなんで、なんだか心配になって来ました。

タイへやって来る日本人男性と話す機会があれば、余計なお節介ですが、｢タイ人女性に騙されないように、注意してくださいよ｣と伝えたいと思っています。しかし、こんなことを初対面の方に言うことはできませんよね。だから、このサイトを通じて伝えたいのです。

｢分っているよ｣と答えるでしょう。でも騙される人は騙される。ただ、ボクもタイを愛する日本人の1人として、騙された日本人男性の哀れな姿を見たくないのですよ。

TEXT BY 隊長ラチャダー村岡　@bkkmidnight