先日、ロシア人で有名なスクンビット通りソイ4(ナナ地区)にあるラジャホテルへ行きました。友人が遊んでいる間の1階ロビーでくつろくこととなりました。突然「サワディーカー」と声をかかられた。ホテルボーイに連れられて車椅子の女性がエレベーターから現れたのです。
「おーっ! サワディークラップ。ここに住んでるの?」と驚きでとっさにでてしまった言葉です。
「いいえ。トイレを借りたの。」「そうなんだ・・・じゃあね。」「さよなら。」 車椅子の女性との再会であった。
少し達って、ボクはラジャホテルから外に出た。ラジャホテル前の歩道に彼女はたたずんでいました。数分後タクシーに乗って去っていきました。彼女が何を求めているのか知っているボクは、その後の行方がなぜか気になりました。
まだまだ友人は戻って来ないようだ。ラジャホテル横のバービアで時間をつぶすことにしました。バービアのお姉さんと徐々に仲良くなって来たところで、車椅子の女性の話題を持ちかけました。
「さっきそこ通り過ぎた車椅子の女性知ってる?」 「たまに見るね。3回目かな、今日で。何しているのかは知らないけど」
来た回数まで覚えているバービアのお姉さん達。彼女達も気になるのでしょうか?
数日後、アソークのバービアへ訪問した。初めて車椅子の女性とアソークで会ったところのバービアではなく、違うバービアです。そこでも彼女について聞いてみました。
「知ってるよ。良くそこ通るから。昨日も来たよ。今日は見かけていないね。」 「彼女は物乞いじゃないの?みんな可愛そうだから、20バーツとかあげてるよ。溜まったお金でビールを飲んでいくんじゃないの。」
彼女が何をしているのか・・・バービアのお姉さま達は知らなかった。あえてボクも彼女について、それ以上は触れないことにした。
以前行ったバービアはただで飲ませてあげていた。だから彼女はそこへ行く、頻繁に来られれば、その店も正直怒りたくなる。でも仕方ないことなのだ。彼女は、これからも、今の状態を続けていくのだろうか、気になってしまう。
TEXT BY 隊長 ラチャダー村岡 @bkkmidnight
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